【「やめてほしい」感染拡大の札幌で五輪テスト大会】

テレ朝news
2021-05-05 04:20:02

北海道札幌市で5日、東京オリンピック・マラソン競技の『テスト大会』が開催されます。市民ランナーの参加は見送られましたが、国内外から102人の選手が走る予定です。 ただ、札幌市では新型コロナウイルスの感染拡大が続いていて、4日も200人を超える新規感染者が確認されました。 五輪組織委大会運営局・森泰夫次長:「コロナの状況は依然、厳しい状況が続いています。一方、一度もレースを行わないで、コースを検証しないで、安全な大会を行うということも難しい競技という特殊な事情もあります」 警備などにあたる関係者は約2700人に上ります。 五輪組織委大会運営局・森泰夫次長:「声掛けスタッフを、全沿道で770人配置させて頂いて、密になるような部分があれば、声掛けをさせて頂くと」 市内の病院に勤務する看護師からは反対の声が上がっています。 札幌市の看護師(30代):「本当はやめてほしいと思っている。マラソンでの感染対策は十分なのかと考えると、感染のリスクはさらに広がると思うので、病院も今ひっ迫している状況で、それは反対ですね」 大会組織委員会は日本看護協会に対し、夏の本番時に看護師500人の確保を求めています。 菅総理:「看護協会の中で現在、休まれている方もたくさんいると聞いているので、そうしたことは可能だと思っている」 札幌市の看護師(30代):「やっぱり医療って、技術的なものもあるので、すぐに現場復帰は難しくて、その方たちを仕事に復帰させて、すぐ戻れると政府は考えるが、そこは間違っている」 東京大会では、43会場に合計130カ所以上の医務室を設置する想定で、大会全体では約1万人の医療従事者を必要としています。 国際医療福祉大学・松本哲哉主任教授の病院にも去年、協力依頼が来ました。 松本哲哉主任教授:「オリンピックでもあるし、協力したいと思っていましたが、さすがにその頃からすでにコロナ対応を行っていたので、先が見通せませんでしたし、確約できなかったので、『協力する』という返事は、私自身は出せませんでした」 政府は、7月中に高齢者のワクチン接種を完了する方針です。また、9月までにはすべての対象者に供給するめどが立ったとしています。スケジュール通りに行けば、7月23日の開会から9月のパラリンピック閉会まで、時期がちょうど重なります。 松本哲哉主任教授:「コロナ患者を診ているところは、少なくともスタッフに余裕はありません。残念ながら、まずはコロナ対応が優先されるでしょうし、さらにそこにワクチン接種も重なってくれば、さらに『五輪まで協力してください』と言われても、現実的にはなかなか難しい。(大会協力に)手を挙げた人も、その時になれば、もう『実際はできません』と、協力ができなくなる人も多数出てくるのではないか」

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